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裁判の傍聴に行ってみよう!初めてでもわかる傍聴の方法とは?

突然ですが、あなたは実際の裁判を見たことがありますか?

ドラマとかである「アレ」です。被告がいて、弁護人がいて、裁判官がいるみたいな。

ニュースとかでもよく取り上げられていますね。被告がどのような判決を言い渡されたかとか。

あれって遠い世界の話のように思えますが・・・。

実は簡単に見ることができます!

今回は自称「社会派ブロガー」である私しんいちが裁判の傍聴についてお話したいと思います。

裁判の傍聴について!裁判を見ることは保障された権利!

他人の裁判を見ること(傍聴といいます)は、国民の権利として憲法に保障されています。

第37条 すべて刑事事件においては、被告人は、公平な裁判所の迅速な公開裁判を受ける権利を有する。

第82条1項 裁判の対審及び判決は、公開法廷でこれを行ふ。

2項 裁判所が、裁判官の全員一致で、公の秩序又は善良の風俗を害する虞があると決した場合には、対審は、公開しないでこれを行ふことができる。但し、政治犯罪、出版に関する犯罪又はこの憲法第三章で保障する国民の権利が問題となつてゐる事件の対審は、常にこれを公開しなければならない。

日本国憲法

このように、日本国憲法にも記載されています。

簡単に説明すると・・・

「裁判を公開していないと、迅速で公平な裁判が行われてるかどうかがわからない」

ということです。

つまり、公開すること自体に意味があるのであって、別に我々国民が実際に見に行く必要はありません。

でも、せっかく裁判を公開しているので・・・

見に行ってみましょう!

裁判を見ると色々勉強になります!

実際に大津地方裁判所に行ってみた!

裁判は平日にしか行われていません。

私は代休を利用して、昼から裁判の傍聴に行くことにしました。

基本的に裁判の予定や内容はネットには載ってません。

昼頃、裁判所刑事部の総合案内に電話して確認してみました。

前回確認せずに行って撃沈した話はこちら・・・

我が家の光回線をドコモ光に変更する工事に立ち会って、昼から地方裁判所をランニングで傍聴しにいった話 ランニング日記

こんしんです。 今日は我が家のドコモ光の回線引き込み工事の日でした。 ちなみに工事の予約をしたのは3月。 最速でお願いして、予約取れたのは6月です。 しんいちげき込みでした! 正直、日は覚えてたのです ...

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裁判所への電話は初めてでかなりドキドキします。

私「本日の裁判を傍聴したいのですが、今日はありますか?」

電話の相手「本日の昼からでしたら13時半から詐欺1件、15時から窃盗1件あります。」

私「(詐欺とか窃盗とか普通に会話に出てきてるよ・・・こわ)わかりました。ありがとうございました。」ガチャ

ああ、俺本当に裁判所に電話したんだ・・・。

現実と非現実が錯綜するような、そういう気分になりました。

・・・

今回傍聴した裁判所は、大津地方裁判所です。

大津駅から徒歩5分ほどで着きました。

13時過ぎに裁判所につくと、まず法廷がどこか調べます。

あまりウロウロしていると、怪しまれるので(最悪捕まる?)早々に受付の人に聞きました。

奥にある別館に法廷があるとのことです。

法廷の前にある開廷表には、午前に2件と午後に2件の計4件の裁判が行われることが記載されています。

午後1件目は詐欺事件です。

法廷に入るのはかなりドキドキします。

なんせ私は「この裁判にまったく関係のない人」なので。

おどおどしながら扉に付いている小窓から中をのぞいてみると、何やら談笑している人たちが・・・。

まだ、裁判前だからなのですが、意外とフランクな雰囲気です(後でわかりましたが、裁判所書記官と検察官でした)。

もうすぐ始まりそう・・・。意を決して中に入りました。

いきなりの部外者(しかもジーパンにTシャツ姿)の登場に部屋の空気が凍り付きます。

僕は「保障された権利・・・。俺は間違ってない・・・。」と心で繰り返しながら、傍聴席に座りました。

実際の裁判の様子とは?傍聴してみる!

地方裁判所なので、こんなに裁判官は並んでいませんでした。裁判官は一人だけです。

1件目・・・詐欺事件

裁判は5m×8mぐらいの広さの法廷で行われました。小学校の教室ぐらいの広さです。

結局傍聴は、私を含め3人だけでした。

服装は私ともう一人はラフな格好(ジーパンにTシャツ)、もう一人はスーツでした(関係者?)

時間になると被告が入ってきます。

なんと手錠をかけられています!(あたりまえか)

小心者なので、それだけでドキドキです。

正面奥の壇上には女性の裁判官(判決を言う人)が黒い服(法服)を着て鎮座しています。

右手には弁護人(被告の味方)、左手には検察官(原告の味方)、被告人は正面に立っています。

あともう一人法服を着た男の人が・・・だれ?

後で調べたら「裁判所書記官」という人でした。

裁判所書記官は,裁判手続に関する記録等の作成・保管,民事訴訟法や刑事訴訟法といった手続法で定められた事務及び裁判官の行う法令や判例の調査の補助といった仕事をしています(裁判所法第60条)。

(中略)

このように,裁判所書記官は,裁判手続のあらゆる場面において,その高度な法的知識に基づいて,様々な事務を担当し,適正迅速な裁判の実現に重要な役割を果たしていることから,高い法律的素養を身につけなければなりません。そのため,裁判所書記官になるには,裁判所職員として採用された後,裁判所職員総合研修所において研修を受けて必要な知識等を修得することが必要です。

裁判所 裁判所書記官

裁判スタート!

1件目の事件は詐欺事件ですが、詳しく書くとプライバシーの侵害に当たるので割愛します。

ただ、詐欺事件は「頭のいい人が起こす事件」なので、頭のよろしくない私には難しすぎる事件でした。

しかも、今回は「審理」(前の裁判のつづきから)だったため、どういう詐欺なのかまったくわかりませんでした。

わからないまま、原告側の証人尋問が行われました。

前回も同じ人が尋問されたみたいで宣誓(嘘はつきません!的なやつ)はありませんでした(宣誓見たかったなあ・・・)。

結審は次回以降に持ち越しになりました。

2件目・・・窃盗事件

1件目の裁判が1時間半ほどで終わり、2件目まで法廷の外へ出て休憩してました。

裁判が色々ショッキング過ぎた(手錠とか)のと、裁判を理解しようと頭をフル回転させたことにより、くたくたになりました。

もう帰ろうかと思ったのですが・・・。

「2件目は窃盗事件だからわかりやすいはず・・・。それに新件(今日から始まる裁判)だし。」

平日に仕事を休めることはめったに出来ないので、自分会議の結果もう1件見ることにしました。

裁判官と書記官がさっきの裁判と同じ人だったので、「また来た」と思われそうでめちゃくちゃ恥ずかしかった・・・。自意識過剰ですいません。

2件目の窃盗事件は万引き事件でした。

これは凄くわかりやすかったです!

あまり詳しく書くことはできませんが・・・。

裁判官の被告人に対しての本人確認の質問(人定質問)から始まり、検察官の起訴状朗読など、これらはよくニュースである通りの流れです。

その後も、事件の証拠調べや弁護人、検察官から被告人への質問があり、最終的に被告人の論告求刑になります。

これもニュースやドラマ通りの展開です。

検察官が万引き事件に対して「情状酌量の余地なし!」と言い切ったのにはビックリしました。殺人事件みたい・・・。

いや、しかし、万引きでも立派な犯罪です。

被害は万引きされた商品の金額の他に、警備員の人件費、防犯カメラ等の設備費等多くのお金が含まれています。

原告側にしてみれば、それぐらい言ってほしいと思います。

その後弁護人から弁論があります。

「今はこうやって更生しているの寛大な処置をお願いします」的なことを言います。

その後、被告人自らの最終陳述(言いたいことを言える)があり、これらがすべて終わったら結審です。

次回に判決が言い渡されます。

判決は気になりましたが、平日の為「判決の言い渡し」の傍聴は断念しました。

裁判傍聴のポイント

傍聴は無料!

国民の権利、ということで無料で傍聴できます。

その代わり、自分で裁判所に赴いて勝手に法廷内へ入る必要があります。

傍聴するなら、民事より刑事事件がおススメ

民事事件の裁判も傍聴可能ですが、初心者には少しわかりにくいかもしれません。

刑事事件だと、原告と被告にはっきり分かれていて、それぞれ味方(検察官と弁護人)が付いています。

その犯罪に至った経緯から、どういう心理が働いて罪を犯したかなど詳細に説明してくれます。

もちろんドラマのような法廷バトルを見ることもできます。

審理より新件を選ぶべし

新件とは、その日がスタートの裁判です(第一回公判)

映画と同じで、途中から見てもストーリーがわからず面白くありません。

審理(裁判の途中)より新件の裁判を傍聴しましょう。

1時間の裁判予定であれば、初めの冒頭手続から最後の論告求刑まで一気に見ることができます。

新件、審理の他に「判決」というのもあります。「判決」は文字通り結審後の判決を言い渡します。言い渡すだけなので10分で終わります。

あまり重すぎる犯罪はやめておいたほうがいい

慣れてきたらどんとこい!なのかもしれませんが、最初のうちは軽めの犯罪にしておきましょう。

殺人事件や強姦事件などはショッキング過ぎるので初心者にはお勧めできません。

撮影は禁止、メモ帳を持っていく

裁判所は撮影禁止です。もちろん法廷でも禁止です。

何か記憶したいことがあれば、メモ帳を持っていきましょう。

携帯電話は電源OFFかマナーモードで!

裁判中はめちゃくちゃ静かです。携帯電話はスイッチを切っておきましょう。

私が見た裁判で被告人のスマホが鳴ったのはヒックリしました・・・。

服装はなんでもOK!

裁判メンバーはきちっとしたスーツを着ていますが、傍聴人は基本的になんでもOKです。

ただし、常識の範囲内でお願いします(すぐ捕まります)

人気のある裁判は傍聴券が必要

傍聴初心者には必要ないかもしれませんが、比較的重大な犯罪であったり社会的影響の大きな犯罪の場合は、裁判の傍聴の人気が高くなります。

傍聴席は20席ぐらいしかありません(立見禁止)なので、その場合は、傍聴が抽選になります。

抽選に当選した人が傍聴券を入手でき、傍聴が可能となります。

だいたい裁判当日の1時間前ぐらいに抽選があります。

傍聴券交付情報は裁判所のホームページで確認することができます。

面白くなければ退室してもいい

詐欺事件など、わかりにくい犯罪はつまんない場合があります。

そういう時は退室しましょう。傍聴人が退室しても誰も気にとめません。

開廷、閉定時は立って一礼する

これは私は知らなかったのですが、傍聴人も開廷・閉廷時は立って一礼をします。

1件目の裁判では知らなかったので、礼もせず、ずっと座ってました。

平日しかやってない。

これが一番苦労しました。

以前から傍聴に興味があったのですが、土日にやっていません。

平日仕事の人は有休をとって傍聴に行くしかありません。

私は、代休を利用して傍聴しました。

まとめ

裁判を傍聴すると色々勉強になります。

「犯罪はいけないこと」と再認識できる

裁判では「この犯罪はどういう犯罪で、この犯罪を犯すとどういうことが起こるか」を詳しく説明をします。

これは被告人だけでなく、傍聴した自分に対しても心に響くものがあります。

当たり前すぎて忘れがちですが、犯罪は「悪いこと」であり、それを犯すと「罰を受ける」必要があることを再認識できます。

裁判にかけられると恥ずかしい

起訴されて裁判になると、自分の生い立ちや犯罪に至った経緯暴露されます。

私のような何の関係もない傍聴人にも晒されたので今回の被告人はきっと恥ずかしかったと思います。

ドラマのような展開を見ることが出来る

傍聴すると、ドラマでしか見れない展開に遭遇できます。

検察官が強い口調で「計画的で悪質な犯行で更生が困難」とか普通に被告人をぶった切ります。

一般的な社会では絶対出てこないセリフです。

私がガチで言われたら泣いちゃうでしょう。

自分が当事者になった場合、心の準備が出来る

自分自身が証人尋問で裁判に呼ばれたり、最悪犯罪を犯して被告人になる可能性も無きにしも非ずです。

一度でも裁判の雰囲気を掴んでおけば、本番での緊張も緩和されて言いたいことも言えると思います。

裁判員裁判の場合でも、同じことが言えます。

もし裁判員に選ばれたとしたら、事前に傍聴に行ってシミュレーションしてみましょう。

・・・

私たちは学校で悪いことをすると刑務所に入れらえると教えられました。

それは当然のことであり、間違っていません。

しかし、あくまでそれは罰であり、罪を償っていることにはなりません。

よく「罰を受けること」を「罪を償っている」と勘違いしている人がいます。

今回の傍聴した2件目の裁判の被告は再犯だったのですが、前回の罰(罰金だった)を受けると同時に心から罪を償っていれば、再び罪を犯すことはなかったでしょう。

おそらく、裁判官は今回の判決でも「罪を償うこと」を諭してくれると思います。

本当にこの意味を理解したときに人は成長できると思います。

そんなことを考えながら、大津地方裁判所を後にしました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

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